トップページ > 新潟県特別農産物認証制度について
我が家で認証を受けている新潟県が行っている制度について簡単に説明しております。
新潟県内で、農薬の使用回数及び化学肥料の使用量を通常の栽培のおおむね5割以下に削減して栽培された農産物を特別栽培農産物として、県が認証する制度です。 この制度によって、分りやすく統一された適正な表示を行い、安全・安心な農産物を求める消費者からの信頼を高めてもらうとともに、環境への負荷を軽減した生産方式の拡大などを図っていきます。 ~新潟県HPより~
新潟県ホームページ 詳しく知りたい方は、新潟県のオフィシャルページをご覧ください。
■令和2 年度『新潟県特別栽培農産物』の認証を受けることができました。
近年、認証シールの偽造の問題などがあり、
提出書類(年4回)も増え、現地調査(田んぼ1回、精米所1回)も厳しくなりました。
我が家としては、今まで通り、信念に基づき、行動していこうと思っております。
認証番号 F20075 で新潟県hpで検索できます。
■認証について少し説明させていただきますと、「国のガイドライン」つまり[JAS 法」に基づき、農薬の使用回数・化学肥料の量などを定めています。
実際の確認作業の内容といいますと・・・
年間の作業計画の提出
現地圃場の確認
年間の作業実績の提出
販売実績の提出
この他にも、保証人・確認者の設置、肥料・農薬内容の提出、など実に細かい確認内容となっています。このように県の担当職員、消費者団体の方、市町村職員の方から確認頂き、やっと『特別栽培農産物の認証』をいただけるわけです。これも消費者の方に安心・安全なお米を食べていただくため、そして、皆さんと良い信頼関係を作るため、農家も日々努力しております。
■我が家の作り方について
一般の方ですと、農薬・化学肥料を5割減らして栽培しておりますが、我が家では以下のような栽培をしております。
品名 | 農薬の使用量 | 化学肥料の使用量 |
無農薬コシヒカリ | なし | なし |
減農薬コシヒカリ | 除草剤2回(4成分) 殺虫剤0回 |
1%程度 10a当り0.057kg |
※現在、殺虫剤に関してはイネミズゾウムシが発生しているため、使用しております。 虫の数が減り次第、使用を中止する予定です。 現在でも虫の発生を確認してから散布しておりますので、今後の発生状況を見ての使用となります。
除草剤については、秋に肥料を撒くようになり、春の耕うん前に1回使うようになりました。 試行錯誤したのですが、どーしても草が未分解のまま田植えをすると、ガスを発生させ生育が悪くなることから、今のところ使っております。
一般の作り方に比べると、7~8割減らして作っております。平成6年からこの栽培方法をとっているのですが、当初は減農薬栽培について、「除草剤1回のみ」の栽培でしたが、年を追うごとに問題が発生し現在の使用状況になっております。今後も新しい技術を取り入れながら、できる限り農薬・化学肥料を使わない農法を続けていこうと思っております。
是非一度、我が家の田んぼを見に来てください。
■認証シールについて
県認証マーク 現在のシールは、シールに書かれている「新潟県」のところを指で暖めますと、「字が消える」ものとなっております。偽造の問題があってから、このような形となりましたので、機会がございましたら、是非、試してみてください。
〒959-0268 新潟県燕市吉田本町1064
Tel / Fax : 0256-93-3668